現在53歳のブラッドピット。マリファナ。酒。ドラッグ。自分の愛し方
ブランジェリーナ”と呼ばれ、ハリウッドでも有名なおしどり夫婦だったブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。
昨秋、突然発表した離婚以来、沈黙を守り続けたブラッド・ピットがアメリカのメディアにて現在の近況を語っていた。
大学を卒業して以来、マリファナ、酒、ドラッグの毎日だったというブラッドピットが離婚に至る今日までの状況を赤裸々に語った内容を一部抜粋してお伝えします。
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インタビュアー:離婚が進んでいた時の心境は?
BP:最初は家族を繋ぎ止めようと必死だった。それが無理だとわかって、お決まりの「愛しているからこそ自由にする」モードに切り替えたんだ。今となっては、この言葉の意味がようやくわかったし、どう感じるかも知っているつもりだよ。つまり、責任を持たない愛に見返りは一切ないということなんだ。スティングがうたうと素敵に聞こえるけど、実際に体験するととても辛いってわかるよ。
インタビュアー:今の状況をどのように受け止めてる?
BP:何よりも家族が優先だよ。死の床にいる人間が仕事の成果や勲章を気にするわけがないよね。そういった人たちにとって重要なのは愛する人であり、愛する人を傷つけたことに対する後悔なんだ。仕事に夢中になり過ぎて失敗した男として言わせてもらうけど、子供はとても繊細だ。すべてをありのままに受け止めてしまうから、しっかりと目を見つめて話を聞いてやり、どんなことも説明しないといけない。仕事モードのときはそれができなかったから、これからはもっといい父親になりたいと思っているんだ。実は、数カ月前からセラピーを受けているんだけど、すごく気に入ってるよ。
インタビュアー:今のあなたの状況を「中年の危機」と呼ぶ人もいるけど。
BP:そんなんじゃないよ。そりゃ、今までも自分を嫌になったと感じることは何度かあったけど、今回ほど大きな失敗をしでかしたことはない。過去の失敗は人生を仕切り直すきっかけになったし、ありがたいとも思っている。正直な話、大学を卒業して以来、酒やマリファナ、タバコに溺れっぱなしだったんだ。しかも、感情を表に出すことからも逃げ続けていた。パートナーと出会って、家族になったときに酒以外はきっぱりやめたけど、たのが問題だった。
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インタビュアー:マリファナをやめるのは難しかった?
BP:全然。ラリっていた若い頃は、俳優のジャック(・ニコルソン)や歌手のスヌープ(・ドッグ)、ウィリー(・ネルソン)と一緒にキメたいって思ってた。マリファナ常習者はよくこんな馬鹿げた夢を見がちだけど、結局ウィリーとは会えずじまいだったな。
インタビュアー:じゃあ酒は? もう飲まなくても平気?
BP:僕はウオッカの飲み比べでロシア人を負かすほど酒が強いんだ。飲酒のプロといってもいい。フランスの家にはワイナリーがあったし、ワインが大好きなんだ。でも今は一滴も飲まないよ。
インタビュアー:なんの苦もなくやめられたんだね?
BP:もう昔みたいな状態で生きたくはないんだ。今はクランベリージュースと炭酸水を愛飲してるし、尿検査をしたらロサンゼルスいちクリーンだってわかるよ。
インタビュアー:以前との違いを感じている?
BP:この家はいつも大騒ぎで、いい意味でカオスだった。子供たちの声や彼らが立てる物音が家中に響いていたからね。でも今は……。何かをしたり、創造したりしてないと自分が孤独死する最悪のシナリオを考えてしまう。だから友人の彫刻家トーマス・ハウズアゴーのスタジオで長い時間を過ごすようになった。
インタビュアー:じゃあ、今は何かを作ってる?
BP:彫刻はこの10年ほどやりたかったことなんだ。今は素材を知る段階で、粘土や石膏、鉄、木材を使って作業をしている。とても孤独だし、体を動かさなきゃならないけど、今の僕にはそれがうってつけだ。粘土をこねて、木を削って、後片付けも自分でやらなきゃならない。けれど、驚くべき発見もあるよ。自分が置かれた状況を理解しようとするあまり、精神状態が混乱したまま製作したことがあった。自分をコントロールできず、バランスを取ることもできなかったけれど、出来上がった彫刻は完璧だった。混沌のなかから生まれた作品が、じつは僕の思いを形にしていたんだ。それが出来上がったときは、まるで、必要としていた言葉をやっと見つけたような気持ちがした。
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BP:僕はもう自分自身を俳優だとはあまり思ってないんだ。1年のうち、俳優として活動するのはほんの短期間だ。キャラクターになりきって擬似体験をする感情は、父親である僕の胸に渦巻く本物のエモーションに比べると安っぽく感じてしまうんだ。
インタビュー中、ブラッド・ピットがアンジェリーナの名前を出したのは、彼女が監督した映画について触れたときで、それも「アンジーの映画を見るべきだ」と言った一度だけだった。“生涯の友”と呼ぶ愛犬ジャックスと、「家に生命が宿るような気がするから」と、朝夕におこす暖炉の火に癒しを求める孤独な53歳の男。人生を取り戻す彼の旅はまだ始まったばかりである。
(USA GQより一部抜粋)